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 2016年11月8日に佐山展生教授の「企業価値向上論Ⅰ」のゲストスピーカーとして、株式会社ローソン 代表取締役 会長CEO 玉塚元一氏にお越し頂き、ご講演をいただきました。2shot

 同氏が経営者への歩みを始められる契機となったのは、大学ご卒業後に入社された日本の大手素材メーカーでの海外勤務のご経験だそうです。そこで、経営戦略上の拠点拡充の買収案件を手掛け事業拡大に奔走される一方、「経営について学びたい」と思い立たれたそうです。そうして、米国でMBAを取得された後は、IT関連会社でのコンサルタントのご経験を経て、ファーストリティングの社長を皮切りに本格的に経営者への道を歩み始められました。そこでは、MBAやコンサルタントでの理論だけでない、商売の原理原則を「逃げ場の無い世界」で血肉化されたそうです。その後、この「逃げ場の無い世界」での挑戦への思いはより強くなり株式会社リヴァンプの設立へと繋がります。こうした、経営・商売のご経験がローソンでの現在のご活躍へと繋がります。

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現在、私たちの生活インフラに欠かす事が出来ない存在となっているコンビニ、ローソンはその裏では様々な課題に対して経営努力がなされています。それは社会全体の課題の縮図であり、健康寿命の延伸、独身世帯や高齢化世帯の増加・労働人口の減少、防犯や災害時の対応など多岐にわたります。そうした課題に対して、経営の現場ではビッグデータや最新技術を活用し、徹底した事実把握を行い、仮説・実行・検証を繰り返すと言います。

 一方で、そうした科学的アプローチ以上に強調されていた点は、お客様や加盟店の皆様とのコミュニケーションが重要と説きます。ここに奇策はなく、分かり易い言葉で丁寧に対話をすることが経営の感度を高めると言います。

 最後に、同氏は良い経営者とは「目線(ビジョン)が高い事だ」と言います。そこには科学的根拠に基づいた“冷静な判断”と、経営者としての“温かみと熱い思い”が溢れていました。

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