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 2016年11月29日に佐山展生教授の「企業価値向上論Ⅰ」のゲストスピーカーとして、元阪神タイガース 江本孟紀氏にお越し頂き、ご講演をいただきました。

 プロ野球の解説者の視点で、プロ野球について様々な話題についてお伺いすることが出来ました。%e6%b1%9f%e6%9c%ac%e6%b0%8f2まずは、以前のプロ野球は巨人、阪神を中心としてマスコミの報道や観客動員が行われていたのが、最近は、各球団にファンやマスコミ報道が分散化していることを話されました。その一例として、在京放送局の地上波での全国放送が少なくなり、地方の放送局は地元の球団の試合を放送するようになったことなどを話され、社会の多様性がプロ野球でも現れてきていることを端的に指摘されました。

 

 球団経営については、プロ野球球団を黒字で経営することが難しい中、選手に投資せず、長期間優勝から遠ざかっている球団が黒字を続けているが、チームが勝たないと、存在意義を問われると指摘されていました。企業もその存在意義が何かを明確にして、投資をすることが求められていることに繋がる話しを伺えました。

 監督については、様々な話題について話が出来る人が選手のモチベーションを上げ、チームの勝利に導いていることも指摘されていました。そして、監督がどのようなスタイルで試合をしていくのかという方針を明確にしないと、選手は動けなくなり、チームが弱くなることも指摘され、経営者に通じるものがあることを、伺うことが出来ました。

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最後に、今の日本のプロ野球は、米国と異なり、指導者を育成するシステムがないことも指摘されていました。これも、企業での経営者育成の難しさに通ずる話しとして伺うことが出来ました。この点について、江本氏は、ご自身が総監督されている独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに、元プロ野球選手の駒田徳広氏を監督に、勝呂壽統氏を野手コーチに招き、1年後に勝呂氏がオリックス・バファローズのコーチに転身することができたことを話されました。これが、指導者育成システム構築の一助になる取組になればということを伺うことが出来ました。